2015年7月8日水曜日

GOLD 999.9 GIN



GOLD 999.9 FINEST BLEND GIN
40% 700cc
相場4300円~

まぁ、すんげぇデザインですよね。
なかなかのインパクトです。
なんつーかビレッジバンガードに売ってそう

成金趣味で下品なような・・・フランス製ですって?まぁ、お洒落!素敵!

個人的には、一周回って可愛いと思います。
店頭で見て、買わなきゃ…と謎の使命感に駆られたのは、やはりこのデザインの所為でしょうね


武蔵屋さんのサイトの解説によれば、
https://www.musashiya-net.co.jp/products/detail.php?product_id=10628

産地 : フランス/アルザス地方・フジュロル
20世紀初頭、アマチュアの蒸留家がアルザス地方で見つかった純金のポットスチルのアンティークを入手したことに始まり、その後タンジェリン、ヴァニラ、アーモンドをはじめ、11種のボタニカルから作るジンの蒸留に辿り着きました、今なお蒸留工程の一部で純金のポットスティルが使われ、アルザスで製造されるハンドクラフト・ジンです。

だ、そうでございます。
同じサイトより、
ボタニカル:ジュニパー、タンジェリン、アーモンド、スミレ、コリアンダー、アンジェリカ、桂皮、ゲンチアナ・ヴァイオレット、ポピー、ヴァニラ

まず、グラスに注いだ時の印象は「金色だぁ!!」
ほとんどが無色透明なジンな中で、色つきはまだ珍しいですね。色つきの熟成モノはだいたいが琥珀色って感じですが、こいつは金色!って感じです。
すっごく綺麗な色です。



瓶をあけて真っ先に薫るオレンジの香り。
ボタニカルの“タンジェリン”の香りでしょうね。
Wikipediaによれば、
マンダリンとタンジェリン(英: Tangerine)は植物学上は同一分類のCitrus Reticulata種に属し、成熟した果実の果皮の色が黄色~橙色のものをマンダリン、橙色~赤色のものをタンジェリンと呼ぶ。なお、ポンカンやデコポン(不知火)もreticulataの仲間である。
だそうで、ま簡単にいうと温州蜜柑とごくごく近い仲間です。
蜜柑の柑橘の香りですが、甘さというよりかは爽やかさを感じる香り。もちろん甘さもあるけどね。


口に含んですぐに感じるのもやはり蜜柑系の味、特有の甘酸っぱさ。
これに類するのがギルビーだったり、ニューアムステルダムだったりとあまりいい印象を持っていないジンなだけに、最初の0.5秒ぐらいは、買ったことを後悔しましたが、すぐに他のボタニカルが後追い。
スーっと抜ける爽やかさ、意外にもけっこうスパイシーです。
そして全体的にフローラルな雰囲気で、華やかな印象が強いです。スミレ系のボタニカルのおかげかな。
割とボトルデザインのイメージとしっかりとシンクロする味ですね。
派手で華やか。静かに秘めた美しさというよりかは、キラキラ・ガツガツ系の華やかさ。

フィニッシュは意外にもしっかりとした苦み。
この苦味は他のジンよりもけっこう強めで後を引きます。
グレープフルーツ系の柑橘苦みというよりかは、茶系の苦み(?)。
なんというか、しっかりと苦い。


総評。

ぶっ飛んだデザインで、無難な味だと肩すかしを食らう気持ちですが、こいつはそれなりにボトルデザインに応えてくれたかと。
支配的なタンジェリンオレンジのフレイヴァがあっても、しっかりと複雑で楽しませてくれます。
瓶のふたを開けた時の香り、注いだグラスに鼻を近づけた時の香り、口に流し舌に触れた時の蜜柑臭、口の中で広がる華やかなボタニカル、ピリリとした刺激とともに残る苦み。
なんともおもしろいジンだと思います。

個人的には蜜柑系の味はあんまり好きではないので、また買いたいとは思いませんが、それでもしっかりと美味しいと思えました。
コスパはそこそこかな、って感じですが、おもしろい瓶が手に入ると考えれば、まぁそれなりに…。



ボトルの裏側がなかなかGOLD感があって宜しい…






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